全館空調のメリットとデメリット

query_builder 2024/04/15
コラム
42

全館空調とは、建物の中の空気を循環させて建物全体を快適な温度にするシステムです。
さまざまな建物で導入されており、導入を検討している方もいるでしょう。
そこで今回は、全館空調のメリットとデメリットとデメリットについて解説します。
▼全館空調のメリット
■建物全体の温度が均一になる
全館空調は、建物全体の空気を一定の温度に保てます。
そのため、部屋から部屋へ移動しても寒さや暑さを感じることがありません。
■冷暖房機器が少なく室内外がスッキリする
全館空調は、1台の室内機と吹き出し口だけで空調可能です。
部屋ごとに冷暖房機器や室外機を設置する必要がないため、少ないスペースでも設置できます。
■きれいな空気を維持できる
全館空調は、換気システムも併せ持っていることが多いです。
換気システムによって室内の汚れた空気を排出するだけでなく、花粉やPM2.5などの有害物質を除去できるタイプもあります。
▼全館空調のデメリット
■建物の気密性や断熱性が求められる
全館空調は、建物が高気密かつ高断熱でなければ効果が十分に発揮されません。
また、電気代も高額になる可能性があります。
■急激な温度調整が難しい
全館空調は建物全体の温度を快適に保つことが得意なシステムで、扇風機やヒーターのように部分的かつ急速な温度調整は苦手です。
ただ、一般的に全館空調は常に運転させておくものなので、こまめにスイッチを入れて快適な室温になるまで待つ状況は起こりにくいです。
■故障すると建物全体の冷暖房が使えなくなる
全館空調は1台の機器で建物全体を空調するため、トラブルが起きると建物全体の冷暖房が使えなくなります。
全館空調を導入する場合は、故障時や停電時への備えも必要です。
▼まとめ
全館空調によって室内外がスッキリし、建物全体の温度を一定に保ったりきれいな空気を維持したりできます。
一方、建物の気密性や断熱性が重要で、急激な温度調整が難しく故障すると建物全体の冷暖房が使えなくなるというデメリットもあります。
当社は業務用空調に関する工事や点検を行っており、新たなスタッフを募集していますので、興味のある方はぜひご応募ください。

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